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請願 審査結果一覧表

詳細情報

件名

請願第15号 (平成10年) 健軍駐輪場の使用無料化に関する請願

受理日

受理日:平成10年12月8日

付託委員会

付託委員会:教育民生

議決結果

議決日:平成10年12月22日
議決結果:不採択

紹介議員

益田 牧子

内容

請願第一五号

   健軍駐輪場の使用無料化に関する請願

 主 旨
  天満堂ボーリング場跡地に、新しくできる健軍駐輪場の使用料は、無料にして下さい。

 理 由
 長引く不況による倒産やリストラなどで失業も増え、市民の生活は大変厳しくなっています。生活の不安や将来の不安のために、財布の口は閉まるばかりです。授業料が払えずに、大学や高校を中退せざるを得ない家庭も増えているといわれます。こうした中にあって、多くの家庭でも、年々重くなっていく教育費を捻出しながら子育てや生活をしています。
 今、駐輪場の利用者の大多数を占めるのは高校生です。授業料、交通費に加え、駐輪場使用料が増えれば家計の負担はさらに増え、消費の冷え込みに拍車をかけるばかりです。まして、子供たちがわずかな自分たちのこづかいの中から使用料を払うことは望めません。駐輪場設置の主旨が十分理解されないまま有料化されれば、駐輪場の利用をしなくなる恐れもあり、放置自転車をなくすという本来の意味もなさなくなります。
 また、健軍商店街での買い物客の多くは、近隣から自転車を利用して来ています。駐輪場が有料となり、それにともなって駐輪禁止区域が広がって自転車の規制がされれば、今までのように自転車で気軽に買い物に来ることができにくくなると思います。買い物の重い荷物を持って駐輪場まで運ぶということになれば、買い控えもおこり、商店街自体への足も遠のくことでしょう。不況の影響と郊外大型店の出店ラッシュで、人通りが少なくなった健軍商店街への買い物客が更に激減するのではと危惧します。
 また、環境問題やエネルギー問題の上からも、自転車は環境にやさしい有用な乗り物として見直されています。世界的規模でCO?規制がされ、限りある資源とエネルギーの利用のあり方が問われている今、大きく二十一世紀を見据えて車社会自体を見直し、自転車の利用しやすい条件整備を積極的に進め、電車など公共交通機関の利用につなげるべきです。市民が、もっとより活用しやすいよう駐輪場を設置するとともに、以上のような主旨で使用料は無料にされますよう要望致します。
 市の財政は厳しいといわれますが、むだづかいをせず、市民がやりくりしながら納めている税金は多くの市民に還元されるところにこそ使って頂きたいと思います。

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