請願第6号 (平成10年) 医療制度の充実を求める意見書採択の請願
受理日:平成10年6月5日
付託委員会:教育民生
議決日:平成10年6月17日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第六号
医療制度の充実を求める意見書採択の請願
主 旨
医療費の個人負担を昨年九月以前の水準に戻し、いつでも、誰でも、どこでも安心して療養できる医療保険制度に改善するよう国に意見書を提出してください。
理 由
昨年九月一日より実施された健康保険法「改正」によって健保本人や高齢者をはじめ、患者の窓口負担が大幅に増え、このために全国的に「受診抑制」「治療の中断」が大規模に進んで住民の悲痛な声が寄せられています。
私たちが行ったアンケート調査結果では@受診を控えるA薬代負担が二〜四倍になった等の声が寄せられています。その後中断患者の訪問活動等でもいろいろな事例がでてきています。その主なものとしては「十四日分の薬を一カ月間で服用をのばしていた。」「薬の種類を減らしてもらったところ翌日から具合が悪くなった。」年金暮らしの老人に至っては「医療費負担増で生活をきりつめている。」等の実態が明らかになり、市民の暮らしと命に重大な影響を与えています。医療費の個人負担を昨年の九月以前に戻すことは、国民の命、健康を守ることはもちろん消費を拡大するうえでも不可欠になってきています。
つきましては国民が安心して療養できる医療制度に改善・充実されますよう政府、関係省庁に意見書を提出していただきますよう請願いたします。