請願第18号 (平成11年) 安心できる介護保障制度の充実を求める請願
受理日:平成11年12月8日
付託委員会:保健福祉
議決日:平成11年12月20日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第一八号
安心できる介護保障制度の充実を求める請願
主 旨
充実し安心できる介護保険制度とするため、現行の介護サービスを継続することと自治体独自の介護サービスを提供するよう次の項目について請願します。
理 由
介護保険の認定申請も始まり、認定作業も進んでいます。
しかし、介護保険には重大な問題点があり、国にたいして抜本的な改善を求めなければなりません。
熊本市でも住民から「介護保険になっても今まで通りの介護を受けられるか。」「月三千円〜四千円も保険料は払えない。」など多く人々から不安の声が上がっています。また、特別養護老人ホームは、八〇〇人近い待機者がいてそのうち約一〇〇人の方が自宅待機者です。このままでは介護保険がスタートしても特別養護老人ホームに入居できないことになります。国民の負担は増え、サービスは後退するといったことにならないよう、自治体としても最大限の努力を払われるよう下記の項目について請願いたします。
記
一 大幅に遅れている介護基盤の整備(特別養護老人ホームの増設、デイサービスセンターの増設等々)を緊急にすすめること。
二 保険料・利用料が払えないためにサービスを受けられない事態をなくすため、保険料・利用料の減免制度をつくること。また、保険料滞納者に制裁措置は執らないこと。
三 現在の福祉水準は後退させないこと。介護手当や給食サービスなど市独自の福祉施策を新設・拡充すること。
四 介護が必要かどうかの判断は生活実態を反映したものにすること。特別養護老人ホームからの入居者追い出しは絶対しないこと。