請願第16号 (平成11年) 安心できる介護保障制度の充実を求める請願
受理日:平成11年8月27日
付託委員会:保健福祉
議決日:平成11年9月8日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第一六号
安心できる介護保障制度の充実を求める請願
主 旨
一 大幅に遅れている介護基盤の整備(特別養護老人ホームやディサービスセンターの増設、ホームヘルパーの増員など)を緊急にすすめること。
二 保険料・利用料が払えないためにサービスを受けられない事態をなくすため、保険料・利用料の減免制度を作ること。保険料滞納者に対する制裁処置はとらないこと。
三 現在の福祉水準は絶対に後退させないこと。介護手当て、三六五日の給食サービス等、市独自の福祉施設を新設拡充すること。
四 介護が必要かどうかの判断は、高齢者の生活実態を反映したものにすること。特別養護老人ホームからの入所者追い出しは絶対にしないこと。
五 必要な介護サービスが提供できるように制度の問題点の改革ができるまで、介護保険料の徴収を延期するなど国に対して意見書をだすこと。
理 由
「介護保険制度」の実施が目前となり、市町村では事業計画の策定作業が進められています。しかし、介護保険には重大な問題点があり、国に対して抜本的な改善をつよめて行かなければなりません。
また、住民から「介護保険になっても今まで通りの介護を受けられるか」「月三千円〜四千円も保険料を払えるだろうか」など、多くの不安の声が上がっており、自治体の単独施策を含め、「安心できる介護保障の確立」が切実に求められています。
つきましては、上記の事項について是非とも実現をはかられるよう、請願します。