請願第7号 (平成12年) 安心できる介護保険制度の充実を求める請願
受理日:平成12年6月27日
付託委員会:保健福祉
議決日:平成12年7月7日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第七号
安心できる介護保険制度の充実を求める請願
主 旨
充実し安心できる介護保険制度とするため、次の項目について緊急の改善を求めます。
一 大幅に遅れている介護基盤の整備(特別養護老人ホームの増設)を緊急にすすめること。
二 保険料・利用料が払えないためにサービスを受けられない事態をなくすため保険料・利用料の減額・免除制度をつくること。
三 介護保険施行前に受けていたサービスは後退させないこと。介護の認定と提供されるサービスの水準は高齢者の生活実態をふまえたものとすること。介護手当や給食サービスなど市独自の福祉施策を新設・拡充すること。
四 介護が必要かどうかの判断は生活実態を反映したものにすること。特別養護老人ホームからの入所者追い出しは絶対しないこと。
理 由
介護保険制度がスタートしました。心配されていたように介護の現場では大きな問題が起こっています。
制度上の理由から、三月まで受けていた介護サービスが受けられなくなった人も多く失望や怒りが広がっています。
要介護認定の方法、介護度によるサービス利用制限額、高額な利用料負担、サービス基盤整備の遅れ、介護報酬、介護支援専門員の疲弊などさまざまな面で問題が起きています。「特別対策」として延期されていた六十五歳以上の人からの保険料徴収も十月から始まります。
熊本市の責任でいますぐ行うべきことは、介護施設や訪問介護などのサービス量を増やすこと、高い利用料・保険料を軽減し、実情に合わない介護認定や利用限度額を改めることです。