請願第6号 (平成12年) 消費税の減税を求める意見書の提出に関する請願
受理日:平成12年6月27日
付託委員会:総務
議決日:平成12年7月7日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第六号
消費税の減税を求める意見書の提出に関する請願
主 旨
一 消費税率のさらなる引き上げを行わないこと。
二 食料品は非課税とすること。
理 由
いま、私たちの暮らしと営業は、不況のもとで本当に深刻です。雇用はこの二・三月完全失業率四・九パーセントと過去最悪の状況であり、中小企業の倒産も増えています。生活苦のために自殺する人も後をたちません。このもとで、消費税はくらしと営業に重くのしかかっています。この十年間で国民一人当たり五十八万七千円も払ったことになります。とくに消費税増税によってさらに負担が増え、家計の悪化に拍車をかけています。中小業者は赤字でも納めなければなりません。
景気悪化の原因が、消費税増税にあることは政府も認めています。私たちは、一日も早く景気を回復させてほしいと、心からのぞんでいます。これは国民多数の世論です。
ところが政府税制調査会では、七月に打ち出す予定の二十一世紀初頭の税制のあり方を示す中期答申において、消費税を基幹税として明確に位置づけ、税率の引き上げの方向性を明示する見通しとのことです。
とんでもありません。不況克服ということだけでなく、衣食住など国民の基本的生活を守るためにも、そのすべてに課税される消費税のこれ以上の増税は許されません。
以上の理由から、政府ならびに関係省庁に請願主旨の意見書を提出していただきますよう請願します。