請願第11号 (平成13年) ごみ収集に関する請願
受理日:平成13年9月7日
付託委員会:環境水道
議決日:平成13年9月19日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第一一号
ごみ収集に関する請願
主 旨
一 大型ごみ有料化の見直しをすること。
二 家庭ごみ収集の有料化をしないこと。
三 企業責任を明確にするよう国に対して意見を上げること。
理 由
今年四月から、家電リサイクル法に伴い大型家電が有料化されました。そして十月からは、大型ごみの有料化が議会にもかけられず市民にも十分な説明もなく「ごみ発生抑制の一環」として、規則できめられたことはとても納得いきません。各地で開かれている説明会でも、不満が続出しているといいます。
ごみ減量化に対する市民の認識の向上をさせる狙いがあると思いますが、高い処理料を払わなければならなくなると、かえって不法投棄などが心配されています。また、今回のごみ処理手数料は、他の自治体に比べ高いように思われます。
容器リサイクル法についても、ペットボトルは減少するどころか、法制定の九五年以降、飲料品の四七・二%を占める清涼飲料でペットボトルが使われ二・二倍に急増し、ガラス瓶は四割も減少するなど、当初の目的とは程遠い結果となっています。熊本市でも『ペットボトルの日』というのを設けられるそうですが、回収や引越しまでの費用が大きくなっているのではないでしょうか。自治体と消費者だけが増え続けるごみの後始末に悩まされ、有料化で責任を問われるのは不合理で本当の解決にはならないと思います。大型ごみ有料化見直しと、家庭ごみ収集の有料化をされないようにお願い致します。
私たちは、ごみ・リサイクル対策は、出されたごみの処理ではなく、製品の開発、生産段階からのごみの発生抑制と再利用を考え、そのコスト負担も含めて廃棄まで生産者(企業)が責任を持つことを明確にするよう、制度と関連諸法案の見直しをするよう、国に対して意見を上げていただきますようお願い致します。