請願第6号 (平成13年) 誰もが安心できる介護保険の充実を求める請願
受理日:平成13年3月2日
付託委員会:保健福祉
議決日:平成13年3月27日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第六号
誰もが安心できる介護保険の充実を求める請願
主 旨
一 保険料について、市民税非課税世帯の高齢者・低所得者は減額・免除すること。
二 所得の低いお年寄りにたいして在宅サービス(訪問介護、訪問入浴など)の利用料を三%にすること。
三 介護老人福祉施設(特養ホーム)の待機者については市が責任を持って解消に努めること。
理 由
平成十二年四月より介護保険制度がスタートし、十月から高齢者の保険料徴収も始まりました。市役所の担当課には、苦情や問い合わせの電話が殺到したと報道されました。「保険料は高すぎるのではないか」「わずかな年金からも引かれるのは納得がいかない」「保険料は取られっぱなしなんでしょう」といった強い不満や不安の声があがっています。また、ヘルパーや訪問看護の利用料負担が重くて必要なサービスが受けられないなど深刻な実態も明らかになっています。
介護保険施行前からの利用者の多くは、介護保険ができたため負担が増えているのが実態です。さらに介護保険料の徴収が始まったため負担が重なり、すでに削ったサービスをさらに削らざるを得ない状況も生まれています。
「誰のための介護保険なのか」「介護保険の目的は何なのか」と思わざるを得ません。
『社会が支える介護保険制度』『利用の選択が広がる』と喧伝しスタートした介護保険制度ですが、必要とする介護が受けられないなど制度そのものが問われています。
安心できる介護保険制度とするために、前記の点につきまして対策を講じていただくよう請願いたします。