請願第6号 (平成27年) 大型ハコモノ(MICE)建設中止を求める請願
受理日:平成27年6月18日
付託委員会:経済
議決日:平成27年7月3日
議決結果:不採択
上野美恵子
主 旨
一 大型ハコモノ(MICE)建設は中止すること。
二 桜町開発や、MICE施設整備について、徹底した情報提供を行い、説明責任を果たすこと。
三 桜町再開発は、民間事業とはいえ、四五〇億円もの税金を投入する事業なので、契約業務については、公共工事に準じて公正・公平なやり方をすること。
理 由
熊本市は、中心市街地の活性化の大義で、大型ハコモノ(MICE)建設を市民の声を無視して進めようとしています。産業文化会館の取り壊し、県民百貨店の二月末での閉店とセンタープラザの三月末での閉店で、すっかり街中は人通りが激減しています。
そのうえ、あと三年ちかく既存ビルの解体やMICE施設建設にともなって人の流れを止めてしまう事態です。今でさえ、鶴屋デパート一店舗が苦肉の策で巡回バスを運行していますが、街中の賑わい喪失には歯止めがかかっていません。
さらに、JR九州が熊本駅ビルを七万uを活用した再開発も報じられています。
私たちは、消費税不況の只中にあり熊本市税の増収も見込めないなかの、一企業のための地権者へ脱法的な補助金・税金投入は認められません。公共施設の修理・営繕に数千億円が予想され、福祉や住民生活を犠牲にする無駄遣いの最たる大型ハコモノの建設中止を求めます。