請願第3号 (平成26年) 桜町再開発への補助金支出とMICE施設整備の中止を求める請願
受理日:平成26年6月6日
付託委員会:特別
議決日:平成26年6月23日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
一 一地権者企業が行う桜町再開発事業への一〇七億円の補助金支出はやめること。
二 桜町再開発へのMICE施設整備は中止すること。
三 桜町再開発事業やMICE施設整備について、市民への説明責任を果たすこと。
理 由
熊本市は、九州産交ランドマークが地権者として民間ですすめている桜町再開発事業に、国市の補助金を一〇七億円も投入しようとしています。しかし、一地権者が再開発会社をつくって再開発事業を行い、多額の補助金を得るような再開発は、全国どこにもありません。複数の地権者がいて、敷地を共同化し、再開発ビルを建設するというのが再開発の本来の姿と考えます。桜町再開発では、再開発会社に一〇七億円もの補助金を出せば、民間企業の資産形成のために多額の税金を使うことになりますので、やめていただきたい。
また、桜町再開発事業の保留床を市が購入する形で、三〇〇億円も使う三〇〇〇人の大会議場・MICE施設がつくられようとしています。しかし、そんな大きなコンベンションの施設をつくっても、本当に十分な利用が見込めるのでしょうか。大変疑問です。市の財政も大変と聞いています。市民から市へ、いろいろ要望しても、お金がないと応えてもらえないことがたくさんあります。高い国民健康保険料の値下げや介護保険など、私たちの身近なことにお金を使っていただきたいと考えます。MICE整備は、市政史上最大のハコモノと聞いています。MICE整備は中止してください。
桜町再開発やMICE整備については、言葉も難しくて、知らない人もたくさんいます。五月にMICEや桜町周辺の説明会が開かれていましたが、区役所単位では参加できない人が多数います。市民の税金をたくさん使う事業なので、もっと、身近なところで丁寧な説明会を開いていただきたい。