請願第8号 (平成25年) 学校給食費についての請願
受理日:平成25年6月6日
付託委員会:予算決算
議決日:平成25年6月21日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
学校給食の値上げをしないでください。
理 由
新日本婦人の会は、平和で安全な社会で子育てしたいと活動している国連で認証されたNGO女性団体です。
現在熊本市では、すべての小中学校で学校給食が実施されています。学校給食は子どもの心身の健全な発達を助けるものであり、食育や食の安全・安心からも大きな役割を果たしています。調理現場では厳しい予算のなかで、献立や食材の変更等の工夫で対応しておられることに感謝しております。
その様ななか、食材などの値上がりやアレルギーをもつ子どもの対応食などで給食費の値上げが検討されているようです。若い子育て世代のくらしは非常に厳しく、給食費を値上げすれば経済的に困難な家庭ほど負担は大きくなります。二人、三人の子どもがいる家庭はなおさらです。
憲法二六条には「・・義務教育は、これを無償とする。」と明記されています。
平成二〇年の学校給食法の改正により「学校における食育の推進」が新たに規定され、熊本市においても、給食を生きた教材として活用しながら食育に取り組んでおられる事と思います。「食育」という考え方からすれば給食費は無償であるべきです。お隣の益城町では子どもの医療費無料化を中学三年まで拡充し、さらに給食費も五〇〇円の補助をされています。益城町発行のパンフレットには“子育て支援が、良いんです”“「ましきまち」に住んでみませんか?”とアピールしています。
「日本一住みやすい街、選ばれる街」を目指しておられる熊本市でも、未来を担う子ども達のために給食費の値上げをされませんよう請願致します。