請願第21号 (平成24年) 工場騒音に規制の措置を求める請願
受理日:平成24年12月4日
付託委員会:環境水道
議決日:平成24年12月25日
議決結果:不採択
田辺正信
主 旨
一 金属加工業者の工場騒音に対する規制の措置
二 本件騒音発生源貸倉庫所有者に対する指導
理 由
四〇年平穏に暮らしてましたが、七年前に自宅前の貸倉庫に「熊本県生活環境の保全等に関する条例」第五十三条(特定作業)に該当する著しい騒音を発生させる金属加工業者が入居し、工場騒音に悩まされる様になりました。業者は手作業で板金・鉄骨組立作業等を行い、ハンマーで鉄を叩くカーンカーンという打撃音やガシャーンという金属音は脳に突き刺さる感覚で、新聞や本を読んでいると一瞬で読んだ内容が吹き飛んでしまい、思考力が停止してしまいます。
七年の間に市役所と何度も相談してきましたが何の解決にもならず、六月議会に「工場騒音の加害業者に便宜を図る環境企画課の姿勢を正す陳情書」を提出し、市役所は私どもの訴えに真摯に取り組むものと信じてましたが陳情者と話し合った時間は僅か一時間で何の進展もありませんでした。七年間も本件工場騒音に苦しみ続け、市議会に陳情書を提出したのに行政が私どもと話し合った時間は僅か一時間。市役所は「私どもの自宅の窓を二重にする費用を業者に負担させる。」と提案してきましたが、騒音の常態化を認めるものであり、庭に出る事も出来ず高齢者の親を自宅に引きこもらせ泣き寝入りを求めるものでしかありません。私どもは規制の措置を求めており、市役所の提案を拒否しました。
民家から四メートル道路を隔てた鉄骨スレートの建物で、著しい騒音を発生させる金属加工業者が操業すれば民家の住人に深刻な被害が及ぶ事を行政は認識すべきです。
つきましては、工場騒音に苦しむ事の無い平穏な生活を求め、議会に救済を要望致します。
以上、請願いたします。