請願第20号 (平成24年) 産業文化会館の再開を求める請願
受理日:平成24年12月4日
付託委員会:特別
議決日:平成24年12月25日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
産業文化会館は解体ではなく、再活用をこそ求めます。
理 由
去る十一月二十七日、熊本市長は「産業文化会館を含む花畑町再開発計画の中止」、「隣接する二筆の土地・建物を買収して、すべてを解体して、多目的広場とする」、「産業文化会館ホールの代替えとして、桜町に新たに二〇〇〇席のメインホールを整備する」等を柱とする方向性を発表されました。
わたしたち「再開を求める会」では、ご承知の通り、三年半前の閉館時より、「市庁舎よりも新しく勿体ない」、「中心部に失くしてはならない産業と文化を融合させた大切な施設である」、「とりわけ七〇〇席規模という、演劇や寄席、中小規模の公演などに最もふさわしい施設である」、「従って解体などには到底同意できない」等の理由で、一貫して産業文化会館の再開を求めてきました。
いま、新たな事態を迎えたのを機に、改めて強く次のことを要請します。
一 「再開発計画は中止」されたわけですし、瑕疵も認められたのですから、本来の状況に直ちに回復して、利活用が続けられるようにして下さい。
二 「賑わいと潤いの根拠となる再開」のために、広く市民・専門家・行政の力を汲み尽くして下さい。
三 「隣接地権者の土地・建物の買収による多目的広場」など、市民の強い要求度も緊急度もないものに、税金の投入は止めて下さい。
四 「桜町再開発に二〇〇〇席のメインホールを追加する」など、屋上屋を架すような計画は中止し、中小規模の催物がじっくりと味合える専門性の高い施設へと、産業文化会館の二つのホールをこそ本格的に甦らせて下さい。
五 「桜町再開発はあくまでも地権者の所有土地内での責任施工」を求め仮初めにも市が便宜供与などの援助行為は中止して下さい。