請願第19号 (平成24年) 消費税増税の実施中止を求める意見書の提出に関する請願
受理日：平成24年12月4日
付託委員会：総務
議決日：平成24年12月25日
議決結果：不採択
益田牧子
主 旨
一 消費税増税の実施を中止すること。
理 由
民主党野田内閣と自民党、公明党は、国民多数の反対を押し切り、密室談合によって消費税増税を柱とした「社会保障と税の一体改革」関連法を強行成立させました。二〇一〇年代半ばまでに消費税率を段階的に引き上げて一〇％にするとともに、社会保障の解体に道を開くものであり、私たちは到底認めることができません。
長期にわたる所得の減少や不況のもとで、消費税の大増税が実施されれば、暮らしは成り立たなくなり、商売も立ち行かなくなることは明らかです。景気をさらに冷え込ませ、地域経済はもちろん、国の財政も更なる危機に陥れます。必死に立ち上がろうとしている被災者・被災地に深刻な打撃を与えます。社会保障に対する国の責任を投げ捨て、医療、介護、年金、福祉をはじめ国民への負担を強いることは許されません。
社会保障の拡充と財政危機の打開のためには、富裕層や大企業など負担能力のあるところに負担を求め、国民の所得を増やして経済を立て直すなど、消費税増税に頼らない道はあります。
熊本市議会としても、住民生活を破壊から守るという立場から、政府ならびに関係省庁に対し、請願事項の意見書を提出していただきますよう請願します。