請願第15号 (平成24年) 後期高齢者医療制度をすみやかに廃止する意見書の提出に関する請願
受理日:平成24年8月27日
付託委員会:福祉子ども
議決日:平成24年9月18日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
後期高齢者医療制度をすみやかに廃止し、もとの老人保健制度・国民健康保険制度に戻す事。
理 由
後期高齢者医療制度は高齢者を差別し、大きな負担を強いる悪法です。基本検診は無くなって、料金八〇〇円の特定検診になり、検診項目も減らされました。特定検診でも、高額介護合算療養費でも申請・届け出をしなければ実施されないなど、高齢者差別がまかり通っています。口腔ケア、はり・灸・マッサージ助成、肺炎球菌ワクチン助成など高齢者にとっての必要不可欠ともいえる諸保険事業には一顧だにせず、保険料は引き上げるなど、市民苛めの諸策が行われています。広域連合には、多額の保険剰余金、財政安定化資金があると聞いています。これの活用をまず考えるべきではないでしょうか。高齢者の生活は、二〇〇〇年にはいって、すでに公的年金額を二・二%引き下げられ、今後長期に連続して引き下げが続く事態に迫られています。介護保険料とあわせ馬鹿に出来ない金額が懐を去っていきます。
年齢により差別した制度は速やかに廃止し、元の老人保健制度・国民健康保険制度に戻して総合的に運用すべきです。広域連合の運用は絶対にやめるべきです。
以上をご勘案頂き、政府ならびに関係省庁に対し、右記事項の意見書を提出していただきますよう請願します。