請願第6号 (平成24年) 消費税の増税に反対する意見書の提出に関する請願
受理日:平成24年6月4日
付託委員会:総務
議決日:平成24年6月18日
議決結果:不採択
益田牧子
消費税の増税に反対する意見書の提出に関する請願
主 旨
消費税の増税はやめること。
理 由
いま、衆議院の「社会保障と税の一体改革」特別委員会で、他の関連法案といっしょに消費税増税法案の審議が進行しております。消費税率を二〇一四年に八%に、二〇一五年に一〇%に引き上げようというものです。
この法案が実現しても、社会保障の財源が賄われるとは到底思えません。引き続いて更なる増税が持ち出されるでしょう。財政再建ができるかというとそれは全く逆で、財政危機はもっと深刻なものになることが予想されます。消費税率が一〇%に引き上げられれば、一三兆円もの大増税になるのに加え、年金額の削減を含め年間一六兆円、さらにすでに決められた制度改悪による年金、医療などの保険料値上げによる負担増を加えると、年間二〇兆円もの大負担増になります。
野田首相は、六月二十一日の会期末を待たずに、G二〇首脳会議出席を前にした十五日までに、党内の反対勢力を抑え、自民党・公明党などの野党をも巻き込んだ大連合により採決を強行する構えです。そこには、消費税増税、それしかないという頑迷な思い込みしかなく、国民生活への配慮は、一片も感じられません。事態は一刻の猶予もなりません。
熊本市議会としても、住民生活を破壊から守るという立場から、政府ならびに関係省庁に対し、請願事項の意見書を提出していただきますよう請願します。