請願第13号 (平成23年) 国民健康保険料の引き下げと制度の改善を求める請願
受理日：平成23年9月5日
付託委員会：保健福祉
議決日：平成23年9月29日
議決結果：不採択
益田牧子
主 旨
負担の限界を超えた高すぎる国民健康保険料を引き下げること。
理 由
新年度から保険料が大幅に引き上げられたため、ほとんどの市民がその高さに驚き、もうこれ以上払えないと悲鳴にも似た声が寄せられています。
この引き上げにより、熊本市の保険料は政令市一九市の中でももっとも高い保険料となっています。そのため、保険料が払えない世帯は増え続け収納率は九割をきっています。この間、保険証の完全交付に努力されていますが、滞納が続くと保険料支払いが難しいために保険証更新が出来ず無保険になる人も出てしまいます。
一般会計からの繰り入れが事業仕分けの対象になっていましたが、歴史的に熊本市の場合は繰入額が抑制されてきました。
合併・政令市や熊本駅前、中心市街地開発などに湯水のように税金が投入されようとしていますが、この一部でも国保会計に繰り入れていただき八〇億円を超える赤字の改善をはかり、加入者へのさらなる負担をしないようにして下さい。赤字の大きな原因は、他都市に比べて一般会計からの繰り入れがこれまで極端に少なかったからです。
国民健康保険加入者は自営業や年金生活者、社会保険に加入できない人など、生活の厳しい方が多いにもかかわらず、他の医療保険と比べても保険料の負担が重く、負担の限界を超えているのが実態です。保険証が手元にないために病院にもかかれないという状況をなくすためにも、高すぎる保険料の引き下げを強く求めます。