請願第7号 (平成23年) 後期高齢者医療制度のすみやかな廃止を求める意見書の提出に関する請願
受理日:平成23年6月16日
付託委員会:保健福祉
議決日:平成23年7月1日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
後期高齢者医療制度を速やかに廃止し、もとの老人保険制度に戻すこと。
理 由
後期高齢者医療制度は高齢者を差別し、大きな負担を強いる「悪法」です。政権与党の民主党の公約は、高齢者の「後期高齢者医療制度は廃止して」の願いを一身に受けて、同制度を廃止することだったはずです。それに、総選挙前の通常国会では、当時の野党四党が提出した「後期高齢者医療制度廃止法案」が参議院本会議で可決され、衆議院では審議未了になっていました。
民主党中心の政権では、このような経緯からも、この制度を直ちに廃止すべきでした。それなのに、「新たな医療制度ができるまで廃止は見送り」といいながら、検討を重ねた「改革案」は、後期高齢者医療保険という名称は廃止し、高齢者の八割を国民健康保険に入ってもらうというものですが、七五歳(または六五歳)以上の高齢者は都道府県単位で別勘定の財政運営にするというもので、あくまで姥捨て山は残すという途方もないものです。
高齢者に対する差別医療が続き、いまだに改善の目途も立っておりません。高齢者はこれ以上の負担増に到底耐えられません。
熊本市議会としても、政府並びに関係省庁に対し、請願事項の意見書を提出していただきますよう請願します。