請願第2号 (平成23年) 熊本市オンブズマン条例(案)が議会において事実と道理に基づいた論議によってより良い条例に成ることを求める請願
受理日:平成23年2月25日
付託委員会:総務
議決日:平成23年3月16日
議決結果:不採択
松野明美(取り消し許可)
主 旨
一 熊本市オンブズマン条例(案)ができるまでの全過程とその内容、またパブリックコメントにおける市民意見に対する行政の判断と市民への回答が、妥当性と合理性を備え説得力があるかを、二元代表制における行政に対するチェック機能を議会が発揮し、十分な論議と精査を行うこと。
二 精査をふまえ、議会において十分で確かな議論を得て、市民が納得するより良いオンブズマン条例を制定すること。
三 政令市移行を間近に控え、自治基本条例を持つ先進都市として、その内容を十分に反映し、オンブズマン条例が全国的にも評価される内容をもつことを目指すこと。
理 由
熊本市は、熊本市オンブズマン条例についてパブリックコメントを実施し、一四一件の意見が寄せられました。そのうち一一七件は、条例案に対して修正加筆を求めています。
しかし、行政はこれらの意見に対し、修正したものはわずか一件三文字のみで、その他については「市としての考えを説明し、ご理解いただくもの」と行政の考えを十分な理由をあげて説明するのではなく、ただ市民に行政の結論を押しつけています。
この行政の態度等を正しく批判し、市民の意見を反映させ、より良いオンブズマン条例に議論を通じて作り変える力と能力を持っているのは、議会と議員だけです。
よって私たち市民は、議会および議員の識見と分析力および主張力を信じ、右請願いたします。