請願第13号 (平成21年) 「後期高齢者医療制度廃止法案」の可決を求める意見書の提出に関する請願
受理日:平成21年9月3日
付託委員会:保健福祉
議決日:平成21年9月18日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
「後期高齢者医療制度廃止法案」を、新しく選出された衆議院と一度可決した参議院でも再び審議し、可決することを求めます。
理 由
昨年四月から、七十五歳以上を対象に新たな「後期高齢者医療制度」が実施され、国民の間に怒りと混乱が広がっています。同制度は@これまで保険料負担のなかった扶養家族を含め、七十五歳以上のすべての高齢者から保険料を徴収するA月額一五〇〇〇円以上の年金受給者は年金から保険料を天引きするB保険料滞納者は保険証を取り上げ、窓口で医療費全額を負担させるC七十五歳以上を対象とした別建ての診療報酬を設定し、高齢者に差別医療を強いるものです。さらに、七十〜七十四歳の窓口負担を一割から二割に引き上げる、六十五〜七十四歳の国保料も年金から天引きするというものです。国民の怒りの声を受けて昨年の通常国会では、野党四党が提出した「後期高齢者医療制度廃止法案」が参議院本会議で可決されました。今回の衆議院解散総選挙で国会の構成が変わり、この法案は改めて衆・参両議院で審議されることになると思いますが、速やかに審議し、ぜひ可決してこの制度を廃止して欲しいと願っています。
地方議会としても、この「廃止法案」を速やかに審議し可決するよう、衆・参議院議長あて、意見書を提出していただきますよう請願します。