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請願 審査結果一覧表

詳細情報

件名

請願第8号 (平成20年) 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書の提出に関する請願

受理日

受理日:平成20年6月13日

付託委員会

付託委員会:保健福祉

議決結果

議決日:平成20年6月30日
議決結果:不採択

紹介議員

益田牧子

内容

 主 旨
来年四月に後期高齢者医療制度は廃止し、もとの老人保健制度に戻すこと。

 理 由
本年四月から七十五歳以上を対象に新たな「後期高齢者医療制度」が実施され、国民の間に怒りと混乱が広がっています。同制度は@これまで保険料負担のなかった扶養家族を含め、七十五歳以上のすべての高齢者から保険料を徴収するA月額一五〇〇〇円以上の年金受給者は年金から保険料を天引きするB保険料滞納者は保険証を取り上げ、窓口で医療費全額を負担させるC七十五歳以上を対象とした別立ての診療報酬を設定し、高齢者に差別医療を強いるものです。さらに、七十〜七十四歳の窓口負担を一割から二割に引き上げる、六十五〜七十四歳の国保料も年金から天引きするというものです。国民の怒りの声を受けて国会では、野党四党が提出した、後期高齢者医療制度を廃止する法案が六日、参議院本会議で可決されました。衆議院での審議はこれからです。
いま与党は、世論の怒りの前に、保険料の減免や差別医療の一部凍結など検討していますが、これは傷口に絆創膏を当てるだけの中途半端な見直しです。このままこの制度が継続すれば、保険料の面だけで見ても、二年ごとの見直しで将来増額される仕組みとなっており、例えば、二〇二五年に七十五歳となる「団塊の世代」の保険料は、いまの二倍以上、月一三〇〇〇円にもなります。このような理念の面でも仕組みの面でも不備だらけの制度はいったん廃止して、議論をやり直す必要があると考えます。
地方議会としても、国会で廃止法案が審議されているこのとき、住民の切実な願いをうけとめて、政府ならびに関係省庁に対し、請願主旨の意見書を提出していただきますよう請願します。

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