請願第20号 (平成19年) 熊本都市圏バス網の抜本的再編と拡充を求める請願
受理日:平成19年12月10日
付託委員会:都市整備
議決日:平成19年12月21日
議決結果:撤回
東すみよ
主 旨
一 全ての市民に公共サービスとしての交通手段を確保するよう努めること。
二 そのために「バス網の抜本的再編」に向けては、採算面のみならず利用者本位のバス網整備を行うこと。
三 総合交通体系におけるバス交通の役割を明確にして、整備を行うこと。
四 共同運行の実施にあたっては、市営バスの路線委譲のみを前提とせず、利便性の向上を目的とした運行を目指すこと。
理 由
公共交通は、住民生活に必要な社会的機能であり、バス交通は市民生活に最も身近な交通機関です。また、高齢者・障がい者等の交通弱者の足の確保という福祉の観点や環境・エネルギー問題、街づくりのツールとしての社会的ニーズが高まり、「都市の装置」としての整備が強く求められています。
しかし、利用者の減少によるバス事業経営の悪化から、赤字路線の廃止や市交通路線の民間移譲が進められてきています。現在、バス事業者・関係機関による「バス網の抜本的再編」に向けた議論が本格化してきており、その過程で市営バスの面的移譲や民間三社による共同運行会社の設立等の課題が浮上してきました。
バス網の再編にあたっては、住民・利用者本位のバス網の整備と拡充を求めます。