請願第3号 (平成19年) 消費税の増税に反対する意見書の提出に関する請願
受理日:平成19年2月26日
付託委員会:総務
議決日:平成19年3月12日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
一 消費税増税は行わないこと。
理 由
昨年は、年金等控除、老年者控除の縮小・廃止、定率減税の半減等による大増税、健康保険・介護保険など相次ぐ社会保障制度の「改正」で国民は、前代未聞の驚くべき負担増を強いられています。
「NHK」の特集番組「ワーキングプア」では、戦後最高の好景気といわれる中で、働きに対する対価は極限ともいえるような低さであることを告発しています。こんなことが許されるのかと怒りを禁じられませんでした。いま、必要なことは、庶民の生活を向上させ将来不安を取り除き底辺の景気を回復させることではないでしょうか。
〇四年配偶者特別控除の廃止に始まる所得税・個人住民税の負担増は、ある試算によれば四年間で四兆五千億円にものぼるとのこと。国会での政府答弁を聞いても、庶民の生活を根本的に向上させることを伺わせるものは何もありません。
このままでは、庶民の生活は収入源と負担増で現在の生活苦と将来への希望を見出せない大変な世の中になることが懸念されます。
こういう中での消費税増税は絶対に許せません。政府は、夏の参議院選挙が終ったら直ちに消費税を含めた税制「改正」に取り組むといっています。
いまや地方議会としても、このような事態打開のためにも、政府にもの申すときではないでしょうか。政府ならびに関係省庁に対して請願主旨の意見書を提出していただきますよう請願します。