請願第11号 (平成18年) 障害者の方々の「さくらカードの無料化」と「小学三年生までの医療費無料化」を求める請願
受理日:平成18年12月11日
付託委員会:保健福祉
議決日:平成18年12月27日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
一 障害者の「さくらカード無料化」を速やかに実施してください
二 乳幼児の医療費無料化を小学三年生まで拡充してください
理 由
障害者の方々は、「障害者自立支援法」によって負担が増え、大変困難な状況に陥っています。その困難な状況に自治体として手をさしのべる役割が求められています。三年前のさくらカードの有料化によって、障害者の中には外出できなくなってしまった方もいます。わずかな年金で生活している障害者の状況を、このまま放置しておいてはいけないと思います。年間一千万ほどの予算でカバーできると聞いておりますので、速やかに障害者の方々に対しての「さくらカード無料化」の実施をお願い致します。
また、少子化対策としては、医療費の無料化が全国的な流れとなっています。熊本県内ほとんどの市町村が就学前までの医療費の無料化を実施しているのに、熊本市はまだ三歳までです。合志市はすでに小学三年生までの医療費無料化を実施しています。東京都が中学生までの拡充に踏み切れば、全国がそれに続くと思われます。
このように熊本市は「日本一子育てしやすいまち」にはほど遠い現状です。パートやアルバイト、契約社員などの非正規雇用が蔓延し、経済的にたいへん困難な中で子育てをしている若い世代に対する支援は、重要な施策であります。熊本市においても一刻も早く、「小学三年生までの医療費無料化」の実施をお願い致します。