請願第4号 (平成18年) 消費税の大増税に反対する意見書の提出に関する請願
受理日:平成18年6月8日
付託委員会:総務
議決日:平成18年6月21日
議決結果:不採択
益田牧子
主 旨
一 消費税の大増税をキッパリやめること。
理 由
政府は、二〇〇七年度には、消費税率を引き上げようとしています。
また、定率減税の全廃をはじめ、配偶者控除・扶養控除の廃止や給与控除の縮小をねらっています。すでに消費税の免税点の引下げや老年者控除の廃止、年金課税の強化などで、国民に多大の負担を押しつけておきながら、さらに大きな庶民大増税を強行しようとしています。
政府の景気判断によると、景気は二〇〇二年一月以来五〇カ月以上も拡大しつづけているとのことですが、実際の家計の状況を見ると収入が減少し、一方で諸負担は増え国民は生活苦にあえいでいるというのが実態ではないでしょうか。こういう時期には増税するのではなく、いま必要なのは大企業と大資産家へのゆきすぎた減税を見直すことです。そして、大多数の庶民の生活を応援する税財政政策こそ、緊急に求められているのではないでしょうか。
私たちが年来主張している「生存権を脅かす消費税」が、いよいよ現実のものとなろうとしています。このことは、国民のくらしや家計に壊滅的な打撃を与えるとともに、中小業者の営業にとりかえしのきかない打撃を与えることになるでしょう。また地方自治体の財政にも必ず跳ね返ります。
住民の生存権を守るという立場からも、政府ならびに関係省庁に請願主旨の意見書を提出していただきますよう請願します。