請願第5号 (平成17年) 家庭ごみ収集の有料化についての請願
受理日:平成17年9月13日
付託委員会:環境水道
議決日:平成17年9月30日
議決結果:不採択
益田牧子
請願第五号
家庭ごみ収集の有料化についての請願
主 旨
一 家庭ごみ収集の有料化を行わないこと
二 「拡大生産者責任」を制度化するよう国に対して意見書をあげること
理 由
熊本市は9月6日、「ごみ減量と資源ごみの分別促進が目的」として、来年秋の実施を目指し、家庭ごみ収集の有料化素案を公表されました。
しかし、有料化しても減量になるのはしばらくの間で、数年後にはまた増えていくのが、すでに有料化した他都市での実情です。今のような消費生活をすすめるならば、ごみは少なくなりません。消費者だけに負担をさせるのではなく、ものをつくっている生産者に「ごみ処理費用」を負担させてこそ、「公平化」が計られごみを減量させるうえでも有効なのではないでしょうか。
日本のごみ行政は、発生源で減らしたり、なくしたりするのではなく、出たごみを燃やしていかにごみの量を減らすかという「焼却中心」で行われています。
焼却後に出る灰の処理、有毒ガスや汚水の発生による危険性の問題もあり、また焼却に必要な大量の燃料消費は地球温暖化にもつながります。
有料化するのではなく、市民への「ごみ減量・分別学習会」などを地域ごとにきめ細かく行うことが大切だと思います。
また、国に対して「拡大生産者責任」を制度化するよう意見書を上げて頂きますよう請願いたします。