請願第2号 (平成17年) 消費税の大増税に反対する意見書の提出に関する請願
受理日:平成17年6月13日
付託委員会:総務
議決日:平成17年6月22日
議決結果:不採択
益田牧子
請願第二号
消費税の大増税に反対する意見書の提出に関する請願
主 旨
一 消費税の大増税をキッパリやめること。
理 由
長引く深刻な不況のもと、私たちのくらしは、収入が落ち込み、医療・年金・介護などの負担が増えて苦しくなるばかりです。
今年度は、公的年金等控除の縮小、老年者控除の廃止が実施され年金生活者はすでに多大な負担増を被っていますが、政府税制調査会では一〇日の総会で、六月末にとりまとめる所得税と個人住民税の「見直し」に関する報告書で、給与所得控除ほか諸控除の大半を縮小・廃止して所得税の大増税を実施する方針を明らかにしました。あわせて、自営業者に対しても記帳義務を厳しくするなど徴税を強化する方針です。所得税については、来年度から定率減税の半減、さらに廃止が予定されていますが、これらの措置はすさまじいばかりの弱いもの・高齢者いじめではないでしょうか。
これに追い打ちをかけるのが、〇七年度に予定されている消費税率の二桁への大増税です。この結果は、国民生活に計り知れない痛みを与えるとともに、日本経済が壊滅的打撃を被ることになるでしょう。私たちが年来主張しています「生存権を脅かす消費税」が所得税の大増税とともにいよいよ現実のものとなろうとしています。このことは、地方自治体の財政にも必ず跳ね返ります。
住民の生存権を守るという立場からも、政府並びに関係省庁に請願主旨の意見書を提出していただきますよう請願します。