請願第11号 (平成16年) 消費税の大増税に反対する意見書の提出に関する請願
受理日:平成16年12月6日
付託委員会:総務
議決日:平成16年12月20日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第十一号
消費税の大増税に反対する意見書の提出に関する請願
主 旨
一 消費税の大増税をキッパリやめること。
理 由
国内景気は、一時回復の兆しが見えたものの、ここへ来てGDPが伸び悩み、民間調査機関も経 済成長率予測を下方修正するなど、不況を克服したとはとてもいえない状況です。収入の面では、 労働者の賃金が前年割れ、年金も減額される一方、負担の面では、年金保険料が上がるほか介護保 険料、医療費などが重くのしかかり、国民生活は苦しくなるばかりです。
こういうなか、一一月二五日の政府税制調査会答申では、所得税と個人住民税の定率減税を二〇 〇五年度に縮小、〇六年度に廃止、消費税率の引き上げを強く押し出しています。国民生活へ財政 からの援助が切実に求められているときに、逆に、国民負担を増やすということは許しがたいこと です。地方自治体においても、消費税の増税は各種料金の値上げにつながり、ここでも住民負担の 増加となります。
消費税があるかぎり、とめどなく増税計画がくわだてられます。消費税は生存権を脅かすもので もともとなくすべきものと考えます。私たちは、消費税の大増税計画に反対するとともに、「年金 目的消費税」の方向に強く反対します。
以上の理由から、政府ならびに関係省庁に請願主旨の意見書を提出していただきますよう請願し ます。