請願第4号 (平成16年) 生活保護世帯への見舞金の存続についての請願
受理日:平成16年3月5日
付託委員会:保健福祉
議決日:平成16年3月26日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第四号
生活保護世帯への見舞金の存続についての請願
主 旨
一 生活保護世帯に対する見舞金を存続していただくこと。
理 由
熊本市の生活保護世帯に対する見舞金は、平成十五年度分について、夏の分は支給されましたが冬の分から支給が中止になりました。
市長の説明によりますと平成十六年度からは廃止することにしたということでございます。
見舞金の支給開始当時、生活保護基準と一般世帯との水準格差を縮め、基準の補てんを目的とし、特に他の月に比べて支出の多いと考えられる時期を対象に支給されてきたものであります。
生活保護制度は日本国憲法第二十五条の理念に基づき、国が生活困窮するすべての国民に対して必要な保護を行い、最低限度の生活を保障し、自立を助けるものとなっています。
しかしながら、生活保護基準は最低限度の生活を保障するものとなっていないために、今もって一般世帯との格差は解消されず、それを補うために多くの自治体が見舞金等の名目で補助しているところであり、熊本市においても見舞金を支給していたものと伺っております。廃止されることは、消費支出に大きな影響を与えるものであります。
以上のような状況により、上記請願いたします。