請願第5号 (平成08年) 骨粗鬆症予防のために健診体制の充実を求める請願
受理日:平成08年3月4日
付託委員会:保健衛生
議決日:平成08年3月28日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第五号
骨粗鬆症予防のために健診体制の充実を求める請願
主 旨
一 老人保健法による保健事業の住民健診制度の乳癌・子宮癌健診に骨粗鬆症健診を加えること。
二 骨密度測定機の台数をふやし、希望者がいつでもどこでも気軽に健診できるようにすること。
理 由
寝たきりになる原因のうち、脳卒中に次いで多いのが骨折です。わが国では四百万人から五百万人の骨粗鬆症の患者がいるといわれています。骨粗鬆症は高齢期になってからの問題でなく、子どもの時からバランスのとれた食事とスポーツで身体をきたえ、カルシウムを必要量蓄えているかが骨粗鬆症になりやすいかどうかを左右する別れ道といわれています。
インスタント食品、ペットボトルの飲料水などがあふれるなか、健康に必要なバランスのとれた食べ物や生活についていきとどいた指導が求められています。
骨粗鬆症は診断が出た場合でも、早期発見であれば生活改善、治療によってカルシウムを補うことができ、定期健康診断の重要性が明らかになっています。
厚生省の「骨粗鬆症健診事業」では、十八才から三十九才までの年齢制限がありますが、年齢制限なしでいつでもどこでも気軽に健診できるようにすることが求められています。以上のことから上記主旨のことを請願します。