請願第1号 (平成08年) 住専処理に国民の税金を使わないよう求める意見書提出に関する請願
受理日:平成08年3月4日
付託委員会:総務
議決日:平成08年3月11日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第一号
住専処理に国民の税金を使わないよう求める意見書提出に関する請願
主 旨
住専の不良債権処理に国民の税金を使わず、一九九六年度予算案から住専の不良債権処理のための、六千八百五十億円を削除することを求める決議を行い、国に意見書を上げること。
理 由
一九九六年度予算案に、乱脈経営で破綻した民間の会社、住専(住宅金融専門会社)の不良債権処理のため六千八百五十億円が組まれ、さらに二次損失分の半額も含め国民一人当たり一万円以上の血税が使われようとしています。私達国民はこれを絶対認めるわけにはいきません。
大銀行は住専をつくり、いわゆるバブル期に不動産投機へ資金をそそぎ込ませ、膨大な不良債権を押しつけました。大銀行を中心とする母体行こそ、この不良債権の処理に責任があります。
このような事態に至った経過、母体行と大蔵省の責任、不良債権の総額など徹底した真相の究明を行い、国民の前に明らかにされなければなりません。
不良債権の処理は二十一兆円という巨額の内部留保を持ち、この四年間に公定歩合の引き下げで十六兆円もの利ざやをえている母体行の責任で解決すべきです。
以上のことから私達は緊急に要請します。