請願第9号 (平成09年) 生産者米価の価格対策を求める請願
受理日:平成09年12月5日
付託委員会:経済
議決日:平成09年12月16日
議決結果:不採択
益田 牧子
請願第九号
生産者米価の価格対策を求める請願
主 旨
一 当面の処置として九七年産米の価格補填を行うこと。
二 これ以上の減反上乗せはおこなわず、ミニマムアクセス米は全量海外援助米に回すこと。
三 一俵二万円を基準にした米価の下支え制度をつくること。
四 WTO協定を改定すること。
理 由
九七年産自主流通米の仮渡金が全国的に前年より二千円から三千円も下がり、ほとんどが政府米価を下まわり、このままでは三〜四年の間に一万円台米価もあり得るのではと危惧される事態にあります。
生産費を大幅に下まわる米価になっているもとで、農家の間から「これでは米作りは続けられない」という悲鳴が上がり、来年の作付けに不安の農家が広範に生まれています。
今年四月、政府は「売らない」といっていた新米を売却したため自主流通米の相場が下がり七月には自主流通米の値下げ幅を実質十三%に枠を広げたために八月末の相場は十%も下落しました。その上、政府米を計画の約半分の七十万トンしか買わないと言いだしました。
このままでは、農家の経営と地域農業の崩壊に結びつきかねない事態にあり、よって上記の事項について国に意見書を提出されるよう請願致します。