請願第10号 (平成15年) 遺伝子組み換え作物(食品)に関する請願
受理日:平成15年12月5日
付託委員会:教育市民
議決日:平成15年12月19日
議決結果:不採択
上村 恵一
請願第一〇号
遺伝子組み換え作物(食品)に関する請願
主 旨
一 子どもたちの健康を守るため、管内の学校給食で遺伝子組み換え食品を使用しないで下さい。
理 由
グリーンコープでは、一九九七年から遺伝子組み換え作物(食品)の問題に取り組み、カタログでの全面表示をしてきました。また全国の市民団体とともに「遺伝子組み換え作物(食品)いらない」集会を開催するなどの取り組みをすすめ、国に対して、食品の全面表示を義務づけるよう、働きかけを行ってきました。
現在、日本の表示制度はとても曖昧で、遺伝子組み換え作物の混入のおそれがある食品も、遺伝子組み換えではない作物でつくられた食品にも表示がされておらず、私たちの食卓にたくさんの遺伝子組み換え食品が、豆腐やサラダ油、ポテトチップスなどに形を変えて入っています。ラットに遺伝子組み換え作物を食べさせると内臓障害が起こるという実験や遺伝子組み換え作物の種子を蒔いた畑で昆虫の寿命が短くなるという報告があります。食品に対する安全性は保障されていません。問題が起きてからでは遅く、子どもたちの将来に様々な影響がでてくることを危惧しています。
私たちはこの遺伝子組み換え作物について、@食品としての安全性が確立されていない、A特定企業による農業支配につながり日本の農業が衰退する、B自然環境・生態系への影響、により反対してきました。このままでは子どもたちの健康がとても心配です。そこで私たちは貴自治体に対し強く要望する次第です。どうか私たちの懸念・心配について理解いただきますようお願い申し上げます。
右、請願いたします。