請願第5号
(平成26年)
国民健康保険料の引き下げを求める請願
主 旨
国民健康保険料を引き下げること。
理 由
今、熊本市の国保加入世帯の八割が年所得二〇〇万円以下で、多くが自営業者や高齢者、賃金の低い労働者、無職の人たちです。保険料の算定は所得額が二〇〇万円(四〇代の両親と一〇代の子供二人)で四〇万円を越える金額です。
保険料が高すぎて払えない世帯が増え、病気になっても病院にいけずに受診したときには手遅れになったと思われる事例が報告されています。
私たちは熊本市の国民健康保険財政へ国庫補助金を以前の水準に引き上げるように強く国(政府)に働きかけるとともに一般会計からの繰入金の増額で国民健康保険料を引き下げるべきだと考えます。又、保険料の減免制度を充実させて国民健康保険法第四四条の適用で医療費の窓口負担を軽減することが求められています。
国民健康保険は、憲法二五条の社会保障の理念にもとづくいのちと健康を守る国民皆保険の土台です。国民健康保険の負担と給付水準は共済や組合、協会けんぽ等の各種健康保険と密接に関連・連動しており、国民健康保険の改善は、日本の医療保障全体を底上げすることであり、市民・国民の共通の課題です。熊本市の国民健康保険制度を誰もが安心して医療を受けられる制度として確立されますよう強く求めます。