意見書第23号 帯状疱疹ワクチンへの助成及び定期接種化を求める意見書について
議決日:令和04年12月20日
議決結果:可決
帯状疱疹ワクチンへの助成及び定期接種化を求める意見書について
熊本市議会会議規則第13条第1項の規定により意見書を次のとおり提出する。
令和4年12月20日提出
熊本市議会議員 大嶌澄雄
同 井本正広
同 津田征士郎
同 田中誠一
同 澤田昌作
同 本一臣
同 坂田誠二
同 三島良之
同 大石浩文
同 小佐井賀瑞宜
同 藤永 弘
同 西岡誠也
同 福永洋一
熊本市議会議長 原亨 様
意 見 書 (案)
帯状疱疹の発症予防を図るため、ワクチンの助成制度の創設や定期接種化を実現されるよう要望いたします。
(理 由)
帯状疱疹は、過去に水痘に罹患した者が、加齢や過労、ストレスなどによる免疫力の低下によって、体内に潜伏する帯状疱疹ウイルスが再活性化して発症するものです。
日本人では、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症すると言われており、治療が長引くケースや後遺症として痛みなどの症状が残るケースもあります。
この帯状疱疹の発症予防のために、ワクチンが有効とされていますが、費用が高額になることから接種を諦める高齢者も少なくありません。
また、帯状疱疹による神経の損傷によって、その後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる合併症に加え、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などを引き起こし、目や耳に障がいが残ることがあるとも言われています。
よって、政府におかれては、一定の年齢以上の国民に対するワクチンの有効性等を早急に確認し、帯状疱疹ワクチンの助成制度の創設や、予防接種法に基づく定期接種化を実現されるよう強く要望いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
令和 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
厚生労働大臣