意見書第5号 特別間伐事業の創設に関する意見書について
議決日:平成13年3月27日
議決結果:可決
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│ 発議第5号 │
│ 特別間伐事業の創設に関する意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次の通り提出する。│
│ 平成13年3月27日提出 │
│ 熊本市議会議員 古 川 泰 三 │
│ 同 下 川 寛 │
│ 同 島 永 慶 孝 │
│ 同 主 海 偉佐雄 │
│ 同 荒 木 哲 美 │
│ 同 岡 田 健 士 │
│ 同 坂 田 誠 二 │
│ 同 藤 山 英 美 │
│ 同 田 辺 正 信 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 磯 道 文 徳 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 江 藤 正 行 殿 │
│ 意 見 書 (案) │
│ 林家経営を守るため、特別間伐事業を新たに創設されるよう強く要望いたしま│
│ す。 │
│ (理 由) │
│ 森林は、木材生産のみならず、国土の保全、水資源の涵養、大気の浄化など、│
│ 国民の豊かな暮らしの形成に大きく貢献してきました。特に近年では、地球規模│
│ での環境問題の顕在化や身近な自然の減少等により、森林は国民共通の環境財と│
│ しての認識が高まるとともに、保健休養や教育的利用など森林が持つ多様な機能│
│ の発揮に対する国民の期待が強く寄せられております。このような森林の多様な│
│ 機能を持続的に発揮するためには、間伐等の手入れを適時適切に行い、森林を健│
│ 全な状態に保つことが喫緊の課題となっております。 │
│ また、国においても、森林の健全化を図るため、本年度から緊急間伐実施事業│
│ が創設されたところでありますが、長引く材価の低迷により林家の経営意欲は極│
│ めて低下し、立地条件の悪い森林や林業採算性が極度に低い初回間伐ないしはそ│
│ れに相当する林家の森林は、現行制度でもってしても依然として放置されている│
│ 状況であります。 │
│ よって、政府におかれては、初回間伐ないしはそれに相当する森林並びに公益│
│ 的機能を高度に発揮すべき森林の間伐については、公費による特別間伐事業を新│
│ たに創設されるよう強く要望いたします。 │
│ │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ 内閣総理大臣┐ │
│ 財務大臣 ├─宛(各通) │
│ 農林水産大臣┘ │
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