意見書第29号 道路整備促進及び道路特定財源の確保に関する意見書について
議決日:平成14年9月20日
議決結果:可決
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│ 発議第29号 │
│ 道路整備促進及び道路特定財源の確保に関する意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す │
│ る。 │
│ 平成14年9月20日提出 │
│ 熊本市議会議員 田 尻 清 輝 │
│ 同 坂 田 誠 二 │
│ 同 大 石 文 夫 │
│ 同 主 海 偉佐雄 │
│ 同 荒 木 哲 美 │
│ 同 鷲 山 法 雲 │
│ 同 下 川 寛 │
│ 同 田 中 誠 一 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 中 松 健 児 │
│ 同 磯 道 文 徳 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 熊本市議会議長 宮 原 政 一 殿 │
│ 意 見 書 (案) │
│ 平成15年度政府予算の編成に当たっては、道路特定財源制度を堅持し、道路│
│ 予算を十分に確保されるよう強く要望いたします。 │
│ (理 由) │
│ 道路は、住民生活や経済、社会を支える最も基礎的な社会資本であり、その整│
│ 備は、長期的視点に立ち、計画的かつ着実に推進しなければなりません。 │
│ また、活力ある地域づくりを推進するとともに、安全で快適な生活環境づくり│
│ を支援するため道路の重要性、必要性は一層増大しています。 │
│ 現在、熊本都市圏では、慢性的な交通渋滞の解消や地域間の交流・連携を促す│
│ ための幹線道路網の整備、歩行者・自転車など生活者の視点からの道路整備な│
│ ど、道路に関する住民の期待や要望はますます多様化しています。 │
│ しかしながら、最近の道路整備を取り巻く環境は極めて厳しい状況にあり、こ│
│ れまでの道路整備を支えてきた制度の根幹をなす道路特定財源のあり方の見直し│
│ や道路公団民営化に向けた検討がなされているところであり、この結果如何によ│
│ っては本市の道路整備に大きな影響を与えることが懸念されます。 │
│ よって、政府におけれては、平成15年度の予算編成に当たって、次の事項に│
│ ついて特段の配慮がなされるよう強く要望いたします。 │
│ 記 │
│ 1 道路特定財源制度を堅持し、一般財源化や他の用途に転用することなく、す│
│ べて国民の期待する道路整備の財源として確保すること。 │
│ 2 道路整備に関する新たな長期計画の策定と、所要の道路整備費を確保し、今│
│ 後も長期的な視点に立って道路整備を一層推進すること。 │
│ 3 地域の振興・活性化を促し、安全で円滑な都市交通を確保するため、高規格│
│ 幹線道路から市町村道にいたる道路網の整備を一層促進すること。 │
│ 4 高齢化・高度情報化等に対応した歩行空間の形成や情報基盤の構築と、歩行│
│ 者や自転車はもちろん、障害者にも配慮した安全で快適な生活環境づくりを支│
│ 援するための道路整備を推進すること。 │
│ 5 地方の道路財源を確保するとともに、地方財政対策を充実すること。 │
│ │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ │
│ 内閣総理大臣┐ │
│ 総務大臣 ├─宛(各通) │
│ 財務大臣 │ │
│ 国土交通大臣┘ │
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