意見書第23号 地域医療の充実を求める意見書について
議決日:平成20年9月18日
議決結果:可決
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│ 発議第23号 │
│ 地域医療の充実を求める意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す │
│ る。 │
│ 平成20年9月18日提出 │
│ 熊本市議会議員 坂 田 誠 二 │
│ 同 藤 山 英 美 │
│ 同 江 藤 正 行 │
│ 同 税 所 史 熙 │
│ 同 古 川 泰 三 │
│ 同 齊 藤 聰 │
│ 同 田 辺 正 信 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 村 上 博 │
│ 同 田 尻 善 裕 │
│ 同 西 泰 史 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 牛 嶋 弘 様 │
│ 意 見 書 (案) │
│ 国民が地域において良質で安心な信頼のできる医療を継続して受けることがで│
│ きるよう、格別の尽力をされることを要望いたします。 │
│ (理 由) │
│ 少子高齢化の進展、医療ニーズの多様化など我が国の医療を取り巻く環境は大│
│ きく変化し、地域や診療科における意思の不足及び偏在や看護師をはじめとした│
│ 医療スタッフの不足の解消は大きな課題となっており、地域医療サービスをめぐ│
│ っては、「医療過疎」や「医療の貧困」ともいえる状況に全国で直面していま │
│ す。 │
│ 政府は、医師確保対策等一定の財政措置や「5つの安心プラン」によって地域│
│ 医療とその担い手に対する支援策を公表していますが、地域医療サービスや医療│
│ 財政の確保は喫緊の課題となっています。現在、各自治体において公立病院改革│
│ プランの策定作業が進められていますが、へき地医療・周産期医療・高度先進医│
│ 療・救急医療などいわゆる不採算医療といわれる分野の医療提供について、公立│
│ 病院の存続と医療サービスの継続的提供は地域にとって生命線とも言える重要な│
│ 課題です。 │
│ 地域医療は、住民の生命・健康に直結する不可欠な基礎的公共サービスであ │
│ り、国民が安心と信頼の上に地域医療にアクセスできる医療提供体制を確保する│
│ ことは、自治体の責務であります。 │
│ よって、政府におかれては、国民が地域において良質で安心な信頼のできる医│
│ 療を継続して受けることができるよう、下記事項について尽力されることを強く│
│ 要望いたします。 │
│ 記 │
│ 1 崩壊の危機に直面している地域医療を守るため、適切な医療財源の確保を図│
│ ること。 │
│ 2 地域医療を担う医師・看護師等の確保と養成のための支援体制を強化し、財│
│ 源確保を行うこと。 │
│ 3 「公立病院改革プラン」の策定に当たっては、地域住民が安心して身近で継│
│ 続的に医療サービスを受けられるよう、住民・利用者・医療関係者等の意見を│
│ 十分に踏まえて策定・実施するよう図ること。また策定に当たっては、地域医│
│ 療の後退を招くことの無いよう、医療機能の維持・強化を前提とし必要な財源│
│ 確保を行うこと。 │
│ │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ │
│ 内閣総理大臣 ┐ │
│ 財務大臣 ├宛(各通) │
│ 厚生労働大臣 ┘ │
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