意見書第22号 中距離列車に対する障害者対応トイレの早期整備を求める意見書について
議決日:平成14年9月20日
議決結果:可決
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│ 発議第22号 │
│ 中距離列車に対する障害者対応トイレの早期整備を求める意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す │
│ る。 │
│ 平成14年9月20日提出 │
│ 熊本市議会議員 田 尻 清 輝 │
│ 同 坂 田 誠 二 │
│ 同 大 石 文 夫 │
│ 同 主 海 偉佐雄 │
│ 同 荒 木 哲 美 │
│ 同 鷲 山 法 雲 │
│ 同 下 川 寛 │
│ 同 田 中 誠 一 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 中 松 健 児 │
│ 同 磯 道 文 徳 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 宮 原 政 一 殿 │
│ 意 見 書 (案) │
│ 中距離列車への障害者対応トイレの早期整備を図るため、所要の措置を講じら│
│ れるよう強く要望いたします。 │
│ (理 由) │
│ 現在、我が国では高齢化が急速に進んでおり、2015年には実に国民の4人│
│ に1人が65歳の高齢者となるという他に例を見ない高齢社会を迎えようとして│
│ おり、高齢者の方々が安心して暮らすことができる社会の形成が望まれていま │
│ す。また、身体障害者などの方々についても、ノーマライゼーションの理念に基│
│ づき、社会・経済活動への積極的参加の実現が強く求められています。 │
│ このためには、高齢者・障害者の方々が気軽に安心して公共交通機関を利用し│
│ て移動できるようにすることが必要であり、公共交通機関の利用にあたっては存│
│ 在している様々な障壁の除去(バリアフリー化)が大変重要な課題となっていま│
│ す。 │
│ このような観点から、高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の│
│ 円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法)が2000年11月に施行さ│
│ れ、JRや私鉄の鉄道駅施設等のバリアフリー化が漸次進んでいます。 │
│ しかし、一方で、列車そのもののバリアフリー化は立ち後れており、特に障害│
│ 者対応トイレについては、JR各社、大手私鉄においても、長距離の特急列車等│
│ のいわゆる優等列車での整備は進んでいるものの、100キロ前後を営業キロと│
│ する中距離列車では整備の遅れが目立っています。 │
│ 交通バリアフリー法に基づく「移動円滑化のために必要な旅客施設及び車両等│
│ の構造及び設備に関する基準」(移動円滑化基準)においては、車両に便所を設│
│ ける場合、1列車ごとに1以上は車いす使用者の円滑な利用に適した構造とする│
│ ことを求めています。 │
│ よって、政府におかれては、中距離列車への障害者対応トイレの早期整備の実│
│ を上げるため、各鉄道事業者への助言・指導、支援及び関係法令等の改正を含む│
│ 所要の措置を講じられるよう強く要望いたします。 │
│ │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ 内閣総理大臣┐ │
│ ├─宛(各通) │
│ 国土交通大臣┘ │
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