意見書第15号 日本映画への字幕付与を求める意見書について
議決日:平成20年6月30日
議決結果:可決
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│ 発議第15号 │
│ 日本映画への字幕付与を求める意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す │
│ る。 │
│ 平成20年6月30日提出 │
│ 熊本市議会議員 坂 田 誠 二 │
│ 同 藤 山 英 美 │
│ 同 江 藤 正 行 │
│ 同 税 所 史 熙 │
│ 同 古 川 泰 三 │
│ 同 齊 藤 聰 │
│ 同 田 辺 正 信 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 村 上 博 │
│ 同 田 尻 善 裕 │
│ 同 西 泰 史 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 牛 嶋 弘 様 │
│ 意 見 書 (案) │
│ 情報バリアフリー実現のため、日本映画への字幕付与を義務化されるよう要望│
│ いたします。 │
│ (理 由) │
│ 現在、テレビ番組への字幕付与は、総務省(旧郵政省)の作成した指針や予算│
│ 的な補助によって急速に普及し、字幕付与可能な番組のほぼ100%に字幕が付│
│ けられるという状況になりました。 │
│ 一方、国内で上映される映画のうち洋画についてはほとんど日本語字幕が付い│
│ ていますが、邦画の場合は特別なものを除いて日本語字幕が付いていないのが現│
│ 状です。聴覚障がい者は字幕のない日本映画を楽しむことができません。 │
│ 昨年、女優の菊地凛子さんがアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたこと│
│ で注目された映画「バベル」は、約400人の聴覚障がい者がエキストラとして│
│ 参加し、日本の若者も多数出演しました。日本で公開される際、日本語場面だけ│
│ 字幕が付けられていなかったため、聴覚障がい者らが署名運動などで改善を要 │
│ 望、その結果、配給会社は公開する全映画館で日本語場面にも字幕を入れて上映│
│ しました。 │
│ 聴覚障がい者が映画を楽しむためには、台詞だけでなく電話の呼び出し音、動│
│ 物の声、車の警笛など画面に現れない音声情報の文字視覚化も望まれます。日本│
│ 映画への字幕付与は、ユニバーサル社会を目指す「情報バリアフリー」の一環と│
│ して必要不可欠です。 │
│ よって、政府におかれては、下記の事項について早急に実施されるよう強く要│
│ 望いたします。 │
│ 記 │
│ 1 情報バリアフリー化のため、日本映画や日本語映像ソフトコンテンツへの字│
│ 幕付与を義務付けること。 │
│ 2 誰にでも理解できる字幕付与が行えるよう一定の規格・規定を定めたガイド│
│ ラインを策定すること。 │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ │
│ 内閣総理大臣 ┐ │
│ 総務大臣 │ │
│ 財務大臣 ├宛(各通) │
│ 文部科学大臣 │ │
│ 厚生労働大臣 │ │
│ 経済産業大臣 ┘ │
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