意見書第14号 携帯電話リサイクルの推進を求める意見書について
議決日:平成20年6月30日
議決結果:可決
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│ 発議第14号 │
│ 携帯電話リサイクルの推進を求める意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す │
│ る。 │
│ 平成20年6月30日提出 │
│ 熊本市議会議員 坂 田 誠 二 │
│ 同 藤 山 英 美 │
│ 同 江 藤 正 行 │
│ 同 税 所 史 熙 │
│ 同 古 川 泰 三 │
│ 同 齊 藤 聰 │
│ 同 田 辺 正 信 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 村 上 博 │
│ 同 田 尻 善 裕 │
│ 同 西 泰 史 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 牛 嶋 弘 様 │
│ 意 見 書 (案) │
│ 使用済みの携帯電話の適正な処理とレアメタル等の有用な資源の回収促進を図│
│ るため、所要の施策を講じられるよう要望いたします。 │
│ (理 由) │
│ レアメタルを含む非鉄金属はわが国の産業競争力の要とも言われており、その│
│ 安定確保はわが国の産業にとって重要な課題であります。近年、国際価格の高騰│
│ や資源獲得競争の激化により、その確保に懸念が生じています。 │
│ 貴重な鉱物資源をめぐるこのような状況を受け、資源エネルギー庁に設置され│
│ た資源戦略研究会が平成18年にとりまとめた報告書「非鉄金属資源の安定供給│
│ 確保に向けた戦略」では、使用済み製品に使われたレアメタルの再利用推進が重│
│ 視されています。なかでも普及台数が1億台を超えている携帯電話には、リチウ│
│ ム、希土類、インジウム、金、銀などが含まれており、これらを含んだ使用済み│
│ の携帯電話は他のレアメタルなどを含む使用済み製品とともに「都市鉱山」とし│
│ て、適切な処理と有用資源の回収が期待されています。 │
│ しかし、使用済み携帯電話の回収実績は2000年の約1,362万台をピー│
│ クに減少傾向が続いており、2006年には約662万台に半減しています。回│
│ 収率向上のための課題として、携帯電話ユーザーへのリサイクル方法の情報提 │
│ 供、携帯電話のリサイクル活動を行うMRN(モバイル・リサイクル・ネットワ│
│ ーク)の認知度向上、ACアダプター等の充電器を標準化することによる省資源│
│ 化などが指摘されているところであります。 │
│ よって、政府におかれては、使用済みの携帯電話の適正な処理とレアメタル等│
│ の有用な資源の回収促進を図るため、下記の事項について早急な対策を講じられ│
│ るよう強く要望いたします。 │
│ 記 │
│ 1 携帯電話の買い換え・解約時においてユーザーに対して販売員からリサイク│
│ ルの情報提供を行うことを定める等、携帯電話の回収促進のために必要な法整│
│ 備を行うこと。 │
│ 2 携帯電話ユーザーに対する啓発、携帯電話回収促進につながる企業・団体の│
│ 取り組みを支援する施策を行うこと。 │
│ 3 ACアダプター等充電器の標準化や取り扱い説明書の簡略化等による省資源│
│ 化を実現すること。 │
│ 4 レアメタルなどの高度なリサイクル技術の開発に加え、循環利用のための社│
│ 会システムの確立を目指すこと。 │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
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│ 内閣総理大臣 ┐ │
│ 財務大臣 ├宛(各通) │
│ 経済産業大臣 │ │
│ 環境大臣 ┘ │
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