意見書第25号 メディカルコントロール体制の充実を求める意見書について
議決日:平成19年12月21日
議決結果:可決
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│ 発議第25号 │
│ メディカルコントロール体制の充実を求める意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す │
│ る。 │
│ 平成19年12月21日提出 │
│ │
│ 熊本市議会議員 坂 田 誠 二 │
│ 同 藤 山 英 美 │
│ 同 落 水 清 弘 │
│ 同 税 所 史 熙 │
│ 同 古 川 泰 三 │
│ 同 齊 藤 聰 │
│ 同 田 辺 正 信 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 村 上 博 │
│ 同 田 尻 善 裕 │
│ 同 西 泰 史 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 牛 嶋 弘 様 │
│ 意 見 書 (案) │
│ メディカルコントロール体制の充実を図るために所要の施策を講じられるよう│
│ 要望いたします。 │
│ (理 由) │
│ 外傷や脳卒中、急性心筋梗塞等の救急治療を要する傷病者に対する救急出動件│
│ 数(平成18年)は、523万件余に上ります。この救急・救助の主体的役割を│
│ 担う人材が救急医及び救急救命士等であり、一刻を争う救命処置とともに高い専│
│ 門性が求められることから、救急隊が行う応急措置の質の向上を協議するメディ│
│ カルコントロール(MC)体制の充実、特に医師による直接の指示・助言(オン│
│ ラインMC)体制の整備が求められています。 │
│ しかし、都道府県の下、各地域に設置されているメディカルコントロール協議│
│ 会では、救急救命士等が実施する応急手当・救急救命処置や搬送手段の選定等に│
│ ついて、@医師の指示・助言A事後検証B教育体制の整備等の手順及び活動基準│
│ のマニュアル化が十分なされていないことから、早急に住民の目線からのMC体│
│ 制づくりを推進すべきであります。 │
│ 今年5月に都道府県MC協議会を統括する「全国メディカルコントロール協議│
│ 会連絡会」が発足しました。国として各地域の現場の声を集約する環境が整った│
│ ことから、地域のMCにおける課題や先進事例等について、しっかりと意見交換│
│ をした上で、速やかに情報をフィードバックしていくシステムを構築すべきであ│
│ ります。このような対応を進めることにより、救急治療を要する傷病者に対し │
│ て、救急隊による適切な応急措置と迅速、的確な救急搬送が行われるようMC体│
│ 制の充実を図るべきであります。 │
│ よって、政府におかれては、下記の項目について早急に実施されるよう強く要│
│ 望いたします。 │
│ 記 │
│ 1 全国メディカルコントロール協議会連絡会を定期開催し、地域メディカルコ│
│ ントロール協議会との連携強化を図ること。 │
│ 2 メディカルコントロール協議会を充実させる為の財政措置の増大を図るこ │
│ と。 │
│ 3 オンラインメディカルコントロール体制の構築を推進すること。 │
│ 4 救急救命士の病院実習や再教育の充実・強化を図ること。 │
│ 5 救急活動の効果実証や症例検討会の実施を図ること。 │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ 内閣総理大臣 ┐ │
│ 総務大臣 ├ 宛(各通) │
│ 厚生労働大臣 ┘ │
│ │
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