意見書第18号 大規模小売店舗進出への慎重な対応を求める決議について
議決日:平成17年9月30日
議決結果:可決
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│ 発議第18号 │
│ 大規模小売店舗進出への慎重な対応を求める決議について │
│ 本議会は、次のとおり決議するものとする。 │
│ 平成17年9月30日提出 │
│ 熊本市議会議員 牛 嶋 弘 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 主 海 偉佐雄 │
│ 同 江 藤 正 行 │
│ 同 税 所 史 熙 │
│ 同 津 田 征士郎 │
│ 同 田 辺 正 信 │
│ 同 磯 道 文 徳 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 田 尻 清 輝 │
│ 同 下 川 寛 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 同 白河部 貞 志 │
│ 熊本市議会議長 古 川 泰 三 様 │
│ 決 議 (案) │
│ 平成12年の大規模小売店舗立地法の施行以後、県外企業による大規模小売店 │
│ 舗の出店が続いており、本市及びその周辺はもとより、八代市においても昨年、 │
│ 本年と相次いで二つの大規模小売店舗がオープンするなど、県内小売業界は、ま │
│ さに、流通戦争の様相を呈している。 │
│ このような中、九州最大といわれる大規模小売店舗の更なる進出が、本市佐土 │
│ 原において計画されているという。 │
│ 当該計画地はいわゆる第二空港線沿いに存し、円滑な交通の確保や周辺地域の │
│ 環境の保全が重要な課題であることはもちろんであるが、現状でさえ、その長期 │
│ 的な衰退状況が懸念されている地元商店街が、本市中心部の空洞化により打撃を │
│ 受けることが最も危惧されるところである。 │
│ よって、本議会は、執行部に対して、下記のような方針のもとに、今後とも続 │
│ くと予想される大規模小売店舗の進出に慎重に対応すべきことを求めるものであ │
│ る。 │
│ 記 │
│ 1 今般の大規模小売店舗に係る開発行為の許可に関する審査に際しては、事前 │
│ 審査の段階から、諸般の課題が解消されるよう市として最大限の努力をするべ │
│ きこと。 │
│ 2 県に対して、地元と進出企業の調整を図るための全県的なガイドラインの策 │
│ 定を強く求めるとともに、本市独自の指針の策定についても早急に検討される │
│ べきこと。 │
│ 3 大規模小売店舗立地法、中心市街地活性化法並びに都市計画法といった、い │
│ わゆるまちづくり三法に関し、激化する一方の大規模小売店舗の進出への対応 │
│ に当たり、地方自治体が市民の負託に十分に応えるための施策を講じることを │
│ 保障する制度とするための抜本的な見直しが行われるよう、県市一体となって │
│ 国に対して強く要望すべきこと。 │
│ 4 新幹線開業時点の対応も視野に入れた、市街地商店街の活性化のための抜本 │
│ 的な対策をとるべきこと。 │
│ │
│ 以上、決議する。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 熊 本 市 議 会│
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