決議第8号 熊本市消防署所の適正な配置に関する決議について
議決日:平成17年3月23日
議決結果:可決
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│ 発議第8号 │
│ 熊本市消防署所の適正な配置に関する決議について │
│ 本議会は、次のとおり決議するものとする。 │
│ 平成17年3月23日提出 │
│ 熊本市議会議員 牛 嶋 弘 │
│ 同 主 海 偉佐雄 │
│ 同 江 藤 正 行 │
│ 同 税 所 史 熙 │
│ 同 津 田 征士郎 │
│ 同 荒 木 哲 美 │
│ 同 田 尻 清 輝 │
│ 同 藤 山 英 美 │
│ 同 磯 道 文 徳 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 古 川 泰 三 様 │
│ 決 議 (案) │
│ 本市自治体消防は、昭和23年の消防組織法施行以来、幾多の機構改編を経、│
│ 今日、市民の生命・財産を災害から保護するという消防の重要な責務を果たすた│
│ め、普段より機動力や専門性を高めながら努力されていることに敬意を表するも│
│ のである。 │
│ しかしながら今回、まちづくり戦略の一環として消防署所の整備方針が策定さ│
│ れたが、その内容を見ると、平成13年に策定された総合計画において、5署体│
│ 制の整備、また通報から到着までの時間を4分以内とするなどの消防・救急救助│
│ 体制の強化を掲げ、広く市民に公表したにもかかわらず、住民のコンセンサスを│
│ 得ないままいずれも総合計画からは後退した内容の整備方針を決定したと評さざ│
│ るを得ない。 │
│ 結果としてこれまで地域に最も身近な防災機関として機能してきた出張所のう│
│ ち、池田、南熊本を初め幾つかの出張所が地域住民の理解を得ないまま統合・廃│
│ 止されようとしており、本議会での陳情提出状況を見ても市民の不信感を募らせ│
│ る事態を招いたことは明らかである。そもそも地域というステージで安全に安心│
│ して暮らしていくためのまちづくりを推進していくためには、行政が地域の住民│
│ との信頼を構築し協働していくことこそ必要であり、今回の整備方針は適正とは│
│ 言いがたいと考える。 │
│ よって、本議会は、市当局において消防署所の現行体制を堅持しつつ住民との│
│ コンセンサスを十分図りながら改めてより適正な消防署所の配置及び整備・充実│
│ を講じられるよう切望する。 │
│ 以上、決議する。 │
│ │
│ 平成 年 月 日 │
│ 熊 本 市 議 会 │
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