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件名

意見書第25号 社会保険行政の自治体での実施を求める意見書について

本会議議決結果

議決日:平成16年9月22日
議決結果:否決

内容

┌─────────────────────────────────────┐
│ 発議第25号                              │
│   社会保険行政の自治体での実施を求める意見書について         │
│  地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す │
│  る。                                 │
│   平成16年9月22日提出                      │
│            熊本市議会議員 上 村 恵 一          │
│            同       田 尻 将 博          │
│            同       佐々木 俊 和          │
│            同       田 辺 正 信          │
│            同       益 田 牧 子          │
│  熊本市議会議長 古 川 泰 三 殿                  │
│              意 見 書 (案)              │
│  住民に身近な社会保険行政の自治体での実施を要望いたします。      │
│ (理 由)                               │
│  2000年4月施行の地方分権一括法によって、社会保険行政が国の事務に切│
│  り替えられ、2002年4月には国民年金事務も市町村から国へ移管されまし│
│ た。                                  │
│  国民年金事務が国に切り替えられることで、それまで市町村と連携して行って│
│ きた、きめ細やかな対応が困難となり、行政サービスや住民の利便性、広報・啓│
│ 発の低下をもたらし、納付率の低下、年金の空洞化に拍車をかけています。現に│
│ 国民年金事務を国へ切り替えた2002年度の国民年金納付率は、前年度比マイ│
│ ナス8.1%と過去最高の落ち込みとなりました。             │
│  さきの通常国会でも、国民年金空洞化を招いた要因として国民年金事務を国へ│
│ 引き上げたことが取り上げられたところであります。            │
│  本来、住民と関わりの深い医療・年金等の社会保険行政は、福祉や介護、障害│
│ 者、雇用などの問題と密接に関係しており、都道府県と市町村の協力のもとで総│
│ 合的施策として行政サービスの向上を図るべきであります。このことは、「住民│
│ に身近なサービスは自治体で」という分権・自治推進の観点にもかなうものであ│
│ ります。                                │
│  よって、政府におかれては、安心と信頼の医療・年金制度の確立、行政サービ│
│ スの向上、住民の利便性の確保、事務処理の効率化等の観点から、地方分権一括│
│ 法附則第252条に基づき、「社会保険の事務処理体制、これに従事する職員の│
│ あり方等」を検討し、住民に身近な社会保険行政の自治体での実施を強く要望い│
│ たします。                               │
│                                     │
│  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。     │
│   平成  年  月  日                       │
│               議  長  名               │
│   内閣総理大臣┐                           │
│   総務大臣  ├─宛(各通)                     │
│   厚生労働大臣┘                           │
└─────────────────────────────────────┘

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