意見書第17号 各種イベントにおける「ごみゼロ・省エネ化促進法案(仮称)」の早期制定を求める意見書について
議決日:平成16年6月18日
議決結果:可決
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│ 発議第17号 │
│ 各種イベントにおける「ごみゼロ・省エネ化促進法案(仮称)」の早期制定│
│ を求める意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す│
│ る。 │
│ 平成16年6月18日提出 │
│ 熊本市議会議員 牛 嶋 弘 │
│ 同 家 入 安 弘 │
│ 同 主 海 偉佐雄 │
│ 同 江 藤 正 行 │
│ 同 税 所 史 熙 │
│ 同 津 田 征士郎 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 田 尻 清 輝 │
│ 同 藤 山 英 美 │
│ 同 磯 道 文 徳 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 同 白河部 貞 志 │
│ 熊本市議会議長 落 水 清 弘 殿 │
│ 意 見 書 (案) │
│ 各種イベントのごみゼロ・省エネ化を推進するため、「ごみゼロ・省エネ化促│
│ 進法案(仮称)」を早期に制定されるよう要望いたします。 │
│ (理 由) │
│ 現在、我が国で開催される見本市、文化行事、スポーツなど各種イベントの事│
│ 業規模は年間4兆5,000億円(平成13年)に上り、GDP(国内総生産)│
│ の約1%弱に相当します。会場では多くのごみが出され、紙や電気などの資源が│
│ 大量消費され、環境に大きな負荷を与えている状況にあります。 │
│ 近年の地球環境問題への関心や自然との共生に対する認識が高まる中、各種イ│
│ ベントの実施に当たっては、廃棄物を抑制しつつ、環境と調和し、環境に配慮し│
│ た取り組みが求められています。さらに、地球温暖化の進行を背景に省エネの推│
│ 進が非常に重要な課題の一つになっています。 │
│ 一部の自治体では既に、イベント開催における取り組みに関し、「エコイベン│
│ トマニュアル(環境に配慮したイベント開催システム)」を作成して(1)資料│
│ は希望者だけに配布し、持ち帰らない人の資料は回収し、リサイクルする(2)│
│ ごみの分別収集の徹底(3)公共交通機関や自転車による来場を呼びかけるな│
│ ど、さまざまな工夫でごみゼロ、省エネ化に取り組んでいます。こうした取り組│
│ みを民間にも普及させ、全国的に広げるため、各種イベントのエコ化、グリーン│
│ 化、省エネ化を促進するための法整備を講ずる必要があります。 │
│ 今後、政府として、循環型社会形成推進基本計画の着実な推進、環境意識のさ│
│ らなる浸透を図るなど、一層の充実を図るためにも、国が主催する行事から、省│
│ 資源・省エネの推進、ごみの発生を抑える仕組みづくり等のガイドラインの作│
│ 成、実施などを図るとともに、全国の各種イベントにおいても実施させていくよ│
│ うにすることが重要であります。 │
│ よって、政府におかれては、GDPの約1%弱に上る各種イベントのごみゼロ│
│ ・省エネ化を推進する「ごみゼロ・省エネ化促進法案(仮称)」を早期に制定さ│
│ れるよう強く要望いたします。 │
│ │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ 内閣総理大臣┐ │
│ 環境大臣 ├─宛(各通) │
│ 経済産業大臣│ │
│ 国土交通大臣┘ │
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