意見書第34号 気象事業の整備拡充に関する意見書について
議決日:平成03年12月17日
議決結果:可決
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発議第三四号
気象事業の整備拡充に関する意見書について
地方自治法第九十九条第二項及び第百十二条の規定により意見書を左の通り提出する。
平成三年十二月十七日提出
熊本市議会議員 主 海 偉佐雄
同 宮 原 正 一
同 大 石 文 夫
同 中 村 徳 生
同 荒 木あきひろ
同 諸 熊 文 雄
同 岡 田 健 士
同 亀 井 省 治
同 中 沢 誠
同 中 山 弘 規
同 家 入 安 弘
同 田 尻 清 輝
同 鈴 木 昌 彦
同 村 山 義 雄
熊本市議会議長 嶋 田 幾 雄 殿
意 見 書 ( 案 )
的確できめ細かな情報による精度の高い気象サービスを確保するため、熊本地方気象台諸施設の機能強化を図り、気象事業の一層の整備拡充を図られるよう強く要望いたします。
(理 由)
気象情報は国民の日常生活にとって欠くことのできないものになっています。
熊本県では、梅雨時期の大雨や台風による災害が多く、県民の生命や財産、地域の産業に大きな影響を与えています。また、熊本県は農業立県でもあり、その生産高、品質は日々の天候に大きく左右されます。また、漁業関係者にとって気象情報は人命を守るうえからも欠くことのできないものになっています。
よって、政府におかれては、的確できめ細かな情報による精度の高い気象サービスを確保するため次の事項について、早急に実現されるよう強く要望いたします。
記
一 熊本地方気象台に天気相談所を新設し、気象情報・資料の問い合わせに対し、迅速かつ的確な応答ができるようにすること。
二 気象台・測候所の観測体制を強化し、酸性雨などの観測ができるようにすること。
三 熊本空港出張所を航空測候所に格上げし、国際空港にふさわしい観測・予報体制の整備強化を図ること。
四 阿蘇山測候所の火山観測体制を拡充強化すること。
五 熊本県における予報体制の強化のために天草に波浪計を設置するとともに、県内の気象官署すべてに、気象衛星「ひまわり」の受画装置、アメダス・レーダー受信装置をつけること。
右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出いたします。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
大蔵大臣 宛(各通)
運輸大臣
気象庁長官
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