意見書第12号 看護婦の確保対策に関する意見書について
議決日:平成03年6月20日
議決結果:可決
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発議第一二号
看護婦の確保対策に関する意見書について
地方自治法第九十九条第二項及び第百十二条の規定により意見書を左の通り提出する。
平成三年六月二十日提出
熊本市議会議員 主 海 偉佐雄
同 宮 原 正 一
同 大 石 文 夫
同 中 村 徳 生
同 荒 木あきひろ
同 諸 熊 文 雄
同 岡 田 健 士
同 亀 井 省 治
同 中 沢 誠
同 中 山 弘 規
同 家 入 安 弘
同 田 尻 清 輝
同 鈴 木 昌 彦
同 落 水 清 弘
熊本市議会議長 嶋 田 幾 雄 殿
意 見 書(案)
看護婦の量的確保と質的向上を図るために具体的対策を早急に講じられるよう強く要望いたします。
(理 由)
近年の人口の高齢化や疾病構造の変化に伴い、それに対応する医療内容が高度化・専門化する等、看護婦の業務内容も著しく複雑・高度化しており、さらに、国民の健康に対する意識の深まりもあって、その対応についても多様化している現状にあります。
また、週休二日制の進展等、労働環境の変化も生じてきており、こうした状況の中で今後、看護婦の十分な量的確保と質的向上を図ることが大きな課題となっています。
したがって、夜勤をはじめ、厳しい労働条件のもとで働いている看護婦の処遇の改善を図り、看護婦にとって、働きやすく、魅力のある職場となるような体制づくりが急務であります。
よって、政府におかれては、看護婦の量的確保と質的向上を図るために次のような対策を早急に講じられるよう強く要望いたします。
記
一 看護学校等、看護婦養成施設を増設し、入学定員を拡大するとともに、修学援助のための施策の充実を行うこと。
二 複数夜勤体制の実施など、夜間勤務体制の大幅な改善、週休二日制の実現等、労働条件の改善及び院内保育所施設への助成拡大など、働きやすい職場としての環境を整備すること。
三 基準看護、二・八制度の完全実施や週休二日制などを見込んだ看護婦必要数を算定し、且つ、看護婦養成力の拡大を含めた看護職員需給計画を策定すること。
四 看護料を適正に評価し、その診療報酬の改善を早急に行うこと。
右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出いたします。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
大蔵大臣 宛(各通)
文部大臣
厚生大臣
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