意見書第4号 牛肉偽装事件等の徹底解明と食品表示制度の改善・強化を求める意見書について
議決日:平成14年3月27日
議決結果:可決
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│ 発議第4号 │
│ 牛肉偽装事件等の徹底解明と食品表示制度の改善・強化を求める意見書につ│
│ いて │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す│
│ る。 │
│ 平成14年3月27日提出 │
│ 熊本市議会議員 古 川 泰 三 │
│ 同 下 川 寛 │
│ 同 大 石 文 夫 │
│ 同 主 海 偉佐雄 │
│ 同 荒 木 哲 美 │
│ 同 坂 田 誠 二 │
│ 同 鷲 山 法 雲 │
│ 同 田 中 誠 一 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 中 松 健 児 │
│ 同 磯 道 文 徳 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 白 石 正 殿 │
│ 意 見 書 (案) │
│ 牛肉偽装事件等の徹底解明と、現在の食品表示制度の改善・強化を早期に実現│
│ されるよう強く要望いたします。 │
│ (理 由) │
│ 雪印食品による、国産牛肉買上げ制度を悪用し、外国産の牛肉等を国産牛肉と│
│ 偽って、これを買い取らせたという極めて悪質な事件が発生しました。 │
│ 雪印食品でみると、この虚偽の表示は、輸入牛肉の国産牛肉への偽装に止まら│
│ ず産地、国産加工者及び品質保持期限等にまで及んでおり、少なくとも3年前か│
│ ら常態化しているとともに、他の食品においてもなされていたことが判明してお│
│ ります。 │
│ 特に重要なのは、これらが単に会社の一部の者によるものではなく、「会社ぐ│
│ るみ」の組織的犯行であることです。 │
│ こうしたなか、豚、鶏など他の食肉等の表示偽装が次々と明らかになってお│
│ り、「現在の食品表示に全く信頼が置けなくなった」と、現在の食品表示制度に│
│ 対しあからさまな不信を示す消費者もおります。消費者にとっては何を信じてよ│
│ いか分からない状況が続いています。 │
│ こうした問題を解決するために、現在政府では、食品表示をより詳細で正確に│
│ 行わせるため、JAS法や食品衛生法等の関係法における食品表示制度の抜本的│
│ 見直しと、そのための監視制度の強化・充実、更には違反者への罰則の強化を図│
│ るべく対策を打ち出しています。 │
│ よって、政府におかれては、牛肉偽装事件等の徹底解明と、消費者の食肉等の│
│ 表示に対する不信感を払拭するため、これら諸対策を早期に実現されるよう強く│
│ 要望いたします。 │
│ │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ 内閣総理大臣┐ │
│ │ │
│ 農林水産大臣│ │
│ ├─宛(各通) │
│ 厚生労働大臣│ │
│ │ │
│ 法務大臣 ┘ │
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