意見書第23号 九州新幹線鹿児島ルート全線着工に関する意見書について
議決日:平成04年9月21日
議決結果:可決
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発議第二三号
九州新幹線鹿児島ルート全線着工に関する意見書について
地方自治法第九十九条第二項及び第百十二条の規定により意見書を左の通り提出する。
平成四年九月二十一日提出
熊本市議会議員 主 海 偉佐雄
同 宮 原 正 一
同 大 石 文 夫
同 中 村 徳 生
同 荒 木あきひろ
同 諸 熊 文 雄
同 岡 田 健 士
同 亀 井 省 治
同 中 沢 誠
同 中 山 弘 規
同 家 入 安 弘
同 田 尻 清 輝
同 鈴 木 昌 彦
同 北 口 和 皇
熊本市議会議長 嶋 田 幾 雄 殿
意 見 書 (案)
九州新幹線鹿児島ルートのフル規格による全線早期着工について、強く要望いたします。
(理由)
九州新幹線は、「国土の背骨」を形成するものであり、あらゆる産業の基礎となる交通基盤であり、これを早期に整備することは極めて重要かつ緊急を要する課題であります。
多極分散型国土の形成及び九州の一体的浮揚・発展のためには、八代〜博多間を含めた鹿児島ルートの全線整備は焦眉の急務であり、建設に伴う時間距離短縮効果及び採算の目安となる人口一千万人の分布状況からみた建設投資効果は図り知れないものがあります。
このような整備効果の高い九州新幹線について、八代〜西鹿児島間が昨年九月に着工されたものの、八代〜博多間についての整備スケジュールが依然として不明確のままであり、遺憾とするところであります。活力あふれる交流拠点都市を目指す本市にとって、九州新幹線鹿児島ルートの全線整備は、大都市への一極集中を是正し、全国主要都市とのネットワークを強化する一方、九州の中央に位置する本市の拠点性をも飛躍的に高めるものとして、六十四万市民の熱い期待が寄せられており、早急な整備を熱望するものであります。
よって、政府におかれては、左記事項について適正な措置を講じられるよう強く要望いたします。
記
一 八代〜博多間のフル規格による早期着工を図ること。
二 鹿児島ルートの全区間の着工から十年以内を目途とした早期開通を図ること。
三 公共事業費の枠拡大など建設に係る財源の安定的な確保を図ること。
四 建設に伴う地方負担について財源措置を図ること。
右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出いたします。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
大蔵大臣
通商産業大臣
運輸大臣 宛(各通)
建設大臣
自治大臣
国土庁長官
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